会衆/区域の様子
Coonabarabranは人口わずか2,600人ほどの小さな町です。しかし、奉仕区域は東に90km、西は120km、南に100km、北は70kmと広大です。ほぼ長野県と同じ広さです。広大な区域ですが、世界一美しい天の川を見ることができ、多くの動物や自然に囲まれ、エホバを身近に感じることができます。
伝道者は20名足らずで、その半数以上が70代、長老1人、援助奉仕者1人です。新たにSKE卒業生が転入されたので長老が2名になりました。健康の問題、経済的理由ゆえに、この小さな町から全く出ることができない姉妹たちもおられます。シドニーまで片道約7時間のドライブとなり、日本で言う「当たり前の医療」を受けることができないため、痛みや苦しみに耐えつつ、エホバにベストを尽くしてお仕えされている兄弟姉妹たちがほとんどです。
区域内にショッピングセンターはなく、私たちのように健康であっても、生活に必要とするものを入手するために、片道約200kmをドライブして隣の街まで出かけなければならないこともあります。
残念ながらCoonabarabran会衆は2023年10月に閉鎖され、新たにGilgandra 会衆の「グループ」になりました。王国会館に集まることはできますが集会はZoomで行われます。そのため、訪問講演者が来られることもなく、年2回の巡回訪問だけが交わりです。隣の会衆と言っても、東は80km、北は215km、南は170km、西は250kmも離れています。
兄弟たちは、多くの犠牲を払ってGilgandraまで行き来して会衆を支えてくださっています。ちなみにGilgandra会衆の区域面積はとても広大で北海道の80%の面積になるタスマニア島とほぼ同じ大きさになります。大会は片道200kmほど離れたところまで行かなければならないため、身体的および経済的理由で出席できない方が大勢おられます。
そのような状況なので、励まし合い、慰め合い、支え合うことは必須です。日本から兄弟姉妹が、善良さと愛を示すために来てくださることは本当にありがたいことなのです。是非これらの兄弟姉妹たちと親しく交わっていただき、オーストラリアのカントリーライフを楽しんでください。
あまり伝道されていない区域に出かけてゆく ― オーストラリア